夜風に揺れる提灯を見つめ、ゴロリと大地に寝そべる。57万人が見上げる夜空。
時間に追われることなく、大地を背にゆったりと日の沈む大空を仰ぐ。
長岡の大空に咲く大輪の花を見上げる。
何という、至福の時。贅沢な時間。
すべてを忘れて花火師の技と空に咲く大輪の花に魅了され、自然に湧き上がる感動の喝采。
誰でも、叩けば開かれ、求めれば与えられ、探して見出した結果、掴むもの。
自分にとっての価値を見出し掴む。
名誉や、金でもなく、見栄えでもない。
価値ある自由を見出した時、取るに足らないものが、真の贅沢なのだと知るのである。
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